雲海の宿 千木
雲海で有名な国見ヶ丘のふもと、押方地区にある「雲海の宿 千木」は、敷地内に一歩入ると「ああ、高千穂に戻ってきた」と感じさせる家庭的な雰囲気が嬉しい老舗民宿。朝夕、地元の食材をふんだんに使ったボリュームのある郷土料理が人気で、使っているお米はもちろん高千穂のおいしい棚田米。
全国規模の品評会で日本一に輝いた高千穂牛、川魚、蕎麦、野菜の煮ものなど高千穂には美味しいものがいっぱい。竹のふしをくり抜いて酒や焼酎を入れ、火であぶる“かっぽ酒”も高千穂ならでは。
「地酒しか置かない」とおっしゃるオーナーの佐藤直志さん。同じ押方地区にある高千穂酒造(株)とは古くからのお付き合い。「高千穂酒造さんは、かつて“玉の露”と呼ばれていました。露々は“玉の露”の復刻版、かつての老舗の味が甦ったと私は感じています。地元の人でもそう思って飲んでいる方が多いと思いますよ」
押方で生まれた地域限定酒「露々20度」を、押方の民宿で郷土料理と共に味わう、これぞ本当の地酒。贅の極みです。
今回の訪問は初夏でしたが、秋からは、囲炉裏端で、川魚・豆腐の田楽、かっぽ酒、猪鍋など、山間の里・高千穂らしい料理が堪能できるとか。
次回はぜひ、紅葉や雲海の季節に訪れ、「露々20度」と共に味わいたいものです。
ホームページ:雲海の宿 千木
http://www.chigi-takachiho.jp/
朝食は、伝統食を現代に蘇らせた高千穂蘇食物語。
とてもヘルシーです。
住所 : 宮崎県西臼杵郡高千穂町押方404-6
電話番号 : 0982-72-2821